Enlightenment (日本語)

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概要
Enlightenment プロジェクトは有用なライブラリ・グラフィカル環境・その他アプリケーション、さらにそうしたアプリケーションを作成するための開発ツールを提供しています。この記事ではそのインストールと設定、トラブルシューティングを説明しています。
概括
Xorg プロジェクトは X Window System (グラフィカルインターフェースの土台)のオープンソース実装を提供しています。Enlightenment, GNOME, KDE, LXDE, Xfce などのデスクトップ環境は完全なグラフィカル環境を用意します。様々なウィンドウマネージャはそれら環境のために使われたり、単独でリソースの消費がすくない環境として使われます。ディスプレイマネージャはグラフィカルなログイン画面を提供します。

Enlightenment wiki より:

Enlightenment デスクトップシェルは Enlightenment Foundation Libraries を使った能率的でハッと息を飲むようなウィンドウマネージャと、ファイルマネージャ・デスクトップアイコン・ウィジェットなどの重要なデスクトップコンポーネントを提供します。前例のないようなテーマ機能を持ちながら古いハードウェアや携帯デバイスでも動作させることが可能です。

Contents

Enlightenment デスクトップシェル (旧名 E17)

Enlightenment ウィンドウマネージャとツールキットやオブジェクトキャンバス、抽象オブジェクトなどのデスクトップ環境の機能を提供する Enlightenment Foundation Libraries (EFL) から構成されています。2005年から開発中のままですが、2011年2月にコア EFL は最初の安定版 1.0 リリースがされています。Enlightenment のウィンドウマネージャはバージョン 0.17.0 として2012年12月21日にリリースされ、同じく EFL ライブラリの 1.7.4 リリースがされています。現在多くの人が Enlightenment を日常的なデスクトップ環境として問題なく使っています。

Warning: このページは安定版と開発版両方のパッケージについて触れています。-svn や -git で終わる PKGBUILD は不安定な開発版のコードを使います。EFL ライブラリと Enlightment のリリースのため、SVN や Git からコアプログラムをビルドする必要はありません(推奨されていません)。"E の開発をしていたりブリーディングエッジを使いたいのでなければ、trunk からは離れていて下さい。"(ソース) 残念なことに、追加のソフトウェアパッケージの多くはリリースされておらず SVN や Git からビルドするのが唯一の使用方法です。

インストール

公式リポジトリから

公式リポジトリから enlightenment17 をインストールしてください。

また、フォントを追加でインストールしなくてはなりません。最低でも True Type フォントが1つ必要になります。

公式リポジトリから(まだ)利用できない Enlightenment のパッケージを使いたい場合、AUR に存在しないか確認してください。

AUR から

最新版の開発コードをダウンロード・インストールする開発版の PKGBUILD が enlightenment17-git として AUR から利用できます。

起動

startx

startx や XDM・SLiM などのシンプルなディスプレイマネージャを使っている場合、次のコマンドを xinitrc に追加、もしくはアンコメントしてください:

~/.xinitrc
exec enlightenment_start

Entrance

Enlightenment は Entrance と言う名前の新しいディスプレイマネージャを持っており、AUR の entrance-git で利用できます。 Entrance は非常に複雑であり設定は /etc/entrance.conf で行います。 Entrance を使うには:

# systemctl enable entrance

その他

GDMKDM などの高度なディスプレイマネージャは enlightenment17 パッケージに含まれている /usr/share/xsessions/enlightenment.desktop ファイルを使って Enlightenment を自動的に検知します。

ネットワークの設定

ConnMan

Enlightenment の推奨ネットワークマネージャである ConnMan公式リポジトリconnman パッケージで利用できます。設定を拡張するには、EConnman (AUR の econnman もしくは econnman-git) と関連する依存パッケージをインストールしてください。

最後に、起動時に ConnMan デーモンを起動するように systemd を設定してください:

systemctl enable connman

ConnMan は高速にロードして DHCP を処理します。Wpa_supplicant をインストールしていた場合、ConnMan lは全ての利用可能なワイヤレス接続を表示します。

NetworkManager

networkmanager を使ってネットワーク接続を管理することも可能です。

NetworkManager の指示に従って設定を行なって下さい。network-manager-applet を使って楽に設定をすることができます。

スタートアッププログラムに追加することで E17 が起動する度にシステムトレイに表示されます。

Settings > Settings Panel > Apps > Startup Applications > System > Network

テーマのインストール

Enlightenment の見た目をカスタマイズするテーマが以下から利用できます:

テーマ (.edj フォーマット) をインストールするには、テーマの設定ダイアログを使うかファイルを ~/.e/e/themes に移動してください。

Note: 長年にわたりテーマ API には様々な変更が加えられています。E17 がリリースされる (2012-12) 前に作られたテーマはおそらく利用できません。

モジュールとガジェット

モジュール
Enlightenment ではこの名前はガジェットの"後ろで動く"コードとして使われています。
ガジェット
Enlightenment のエンドユーザーが何かをするのを手助けするフロントエンドまたはユーザーインターフェイス

多くのモジュールはあなたのデスクトップや shelf に追加できるガジェットを提供します。(CPUFreq など) モジュールによっては1つのガジェットしか提供しませんが、(Composite など) 他のモジュールは追加機能を提供します。Systray などの特定のガジェットは shelf にしか追加できません。Moon などのガジェットはデスクトップにしかロードできません。

"Extra" モジュール

Warning: これらのサードパーティ製のモジュールは Enlightenment の開発者による公式サポートを受けていません。また、SVN から直接取得するので、場合によっては開発コードが動いたり動かなかったりします。自己責任で利用して下さい。

以下のモジュールを AUR から利用することができます。e-modules-extra-svn に含まれていたり個別にパッケージになっていたりします。

Places

Places はコンピュータに接続した(携帯やカメラといった usb ポートに挿入したストレージデバイスなどの)さまざまなデバイス上のファイルをブラウズするのを助けるガジェットです。

places for E17 互換バージョンは places から E18 互換バージョンは places-git から利用可能です。

Note: e17 より外部デバイスの自動マウントにこのモジュールは必要なくなりました。
Scale Windows

Scale Windows モジュールは複数の機能を追加します。コンポジットを有効にする必要があります。scale windows は開かれている全てのウィンドウを縮小し整列させます。これは Mac OS X では "Exposé" と呼ばれています。scale pager は compiz の expo プラグインのように全てのデスクトップを縮小して表示します。どちらもデスクトップにガジェットとして追加したりキーバインド・マウスバインド・スクリーンエッジバインドに設定できます。

人によっては標準のウィンドウ選択キーバインド ALT + Tab で Scale Windows のウィンドウ選択に使いたいと思うかもしれません。この設定を変更するには Menu > Settings > Settings Panel > Input > Keys に行き、ここからキーバインドを設定してください。

ウィンドウ選択キーバインドを Scale Windows に置き換えるには、ALT セクションまで左パネルをスクロールして ALT + Tab を選択してください。そして、"Scale Windows" セクションまで右パネルをスクロールして Select NextSelect Next (All) を選択してください。Apply をクリックすることでバインドが保存されます。

Enlightenment リリースでは comp-scale から Enlightenment 開発版では comp-scale-git から利用可能です。

Engage

Engage は CairoDock/GLX-Dock スタイルのドッキングバーです。コンポジットを有効にする必要があり透明度・サイズ・ズームなどを完全にコントロールします。engage-git として利用可能です。

Gnome Keyring の統合

Enlightenment で gnome-keyring を使うことが可能です。ただし今のところ完全に動作させるには細かいハックが必要になります。 まず Enlightenment に gnome-keyring を自動起動するようにさせて下さい。そのためには Settings Panel > Apps > Startup Applications に行き Certificate and Key Storage, GPG Password Agent, SSH Key Agent そして "Secret Storage Service" を有効にする必要があります。 その後 ~/.profile を編集して以下を追加してください:

if [ -n "$GNOME_KEYRING_PID" ]; then
    eval $(gnome-keyring-daemon --start)
    export SSH_AUTH_SOCK
    export GNOME_KEYRING_CONTROL
    export GPG_AGENT_INFO
fi

これで次のログイン時にキー管理に必要な変数が設定されます。

Note: 追加でログインマネージャにキーリングの自動アンロックを加えることもできます。LXDM のサンプルはここにあります。このトピックについては Gnome Keyring の記事に詳細が載っています。

トラブルシューティング

予期せぬ挙動を見つけた時は、以下を行えます:

  1. デフォルトのテーマでも同じ挙動が存在するか確認する
  2. インストールしたサードパーティ製のモジュールを無効にする
  3. ~/.e をバックアップしてから削除してみる (例: mv ~/.e ~/.e.back)

バグを発見したと思ったら 上流に直接 報告してください。

コンポジット

設定を失敗して設定ウィンドウが現れなくなった時は、comp モジュールの設定をリセットする決め打ちのキーバインドがあります: Ctrl + Alt + Shift + Home

スクリーンアンロックが動作しない

スクリーンロックがあなたのパスワードを認めない時は次を /etc/pam.d/enlightenment に追加してください:

auth required pam_unix_auth.so

フォントが読めない

フォントが小さすぎて画面が読めない場合、適切なフォントパッケージをインストールしてください。ttf-dejavuttf-bitstream-vera はオーソドックスなフォントです。

内部パーティションのマウントに失敗する

ユーザーが storage グループに含まれているか確認してください:

# groups <user>

ユーザーが storage グループに含まれていない場合:

# groupadd storage 
# gpasswd -a <user> storage

次に以下のファイルを root で作成してください:

/etc/polkit-1/localauthority/50-local.d/10-storage-group-mount-override.pkla
 [storage group mount override]
 Identity=unix-group:storage
 Action=org.freedesktop.udisks2.filesystem-mount-system
 ResultAny=yes
 ResultInactive=yes
 ResultActive=yes

詳細は http://bbs.archbang.org/viewtopic.php?id=2720 を参照してください。

Enlightenment DR16

Enlightenment, Development Release 16 は最初2000年にリリースされ、2009年に 1.0 になりました。もとは DR16 は Enlightenment プロジェクトのバージョン 0.16 を意味していました。現在 Arch のリポジトリではただの "Enlightenment" として、今日も開発が続けられており、Kim 'kwo' Woelders によって定期的に更新されています。コンポジット・影、透明度と共に、E DR16 は元の作者 Carsten "Rasterman" Haitzler による土台のスピードを保ちながら最新の改善がなされています。

E16 をインストールするには

enlightenment をインストールしてください。

E16 は他の WM とは全く異なっているため、インストール後は詳しく知るために /usr/share/doc/e16/e16.html を読んで下さい。man ページは man enlightenment ではなく man e16 です。スタートアップオプションだけを説明しています。

基本的な設定

E DR16 のほとんど全ては ~/.e16 にあり、自由に編集ができます。メニューなどもここに含まれています。

ショートカットキーは手動で修正するか、e16 プロジェクトの sourceforge ページでソースとして提供されている、もしくは AUR の e16keyedit パッケージから e16keyedit を使ってください。

背景画像

好きな壁紙を ~/.e16/backgrounds/ にコピーしてください。

デスクトップの MMB や RMB は設定にアクセスを与えます、/Desktop/Backgrounds/ を選択してください。

~/.e16/backgrounds/ フォルダに新しくコピーされた画像は自動で更新される自動で更新される壁紙リストに入ります。ドロップダウンメニューから希望の壁紙を選択してください。e16 設定の appropriate タブから、背景画像のタイリングなどを設定することができます。

スクリプトの起動・再起動・停止

~/.e16 フォルダに Init, Start, Stop フォルダを作成してください: このフォルダ内にある .sh スクリプトは起動 (Init フォルダ) と再起動 (Start フォルダ) そしてシャットダウン (Stop フォルダ) それぞれで実行されます; MMB / settings / session / <enable scripts> ボタンで有効にすることができ chmod +x yourscript.sh で実行可能にできます。blueman やお好みのネットワークマネージャアプレットを起動するなど。

コンポジタ

影や透明度などは全て Composite の MMB や RMB から設定することができます。

外部リンク